Test
[test]
セクションは以下のように組み込みユニットテストの設定を指定します。
[test]
simulator = "vcs"
設定
[test]
セクション
simulator
フィールド
simulator
フィールドはデフォルトのシミュレータを指定します。以下のタイプを指定できます。
"verilator"
"vcs"
"vivado"
include_files
フィールド
include_files
フィールドはシミュレーションに使う追加のファイルを指定します。
[test]
include_files = ["test/mem.hex"]
waveform_target
フィールド
waveform_target
フィールドは波形の生成先を指定します。
target
– ターゲットコードと同じディレクトリdirectory
– 特定のディレクトリ
directory
を指定する場合は、ターゲットパスを path
キーで指定します。
[test]
waveform_target = {type = "directory", path = "[dst dir]"}
waveform_format
フィールド
waveform_format
フィールドはダンプされる波形のフォーマットを指定します。指定できる値は以下の通りです。
vcd
– デフォルト値であり、多くのベンダーでサポートされていますが機能は限定的です。fst
– 整数の代わりにenum値を表示するなどいくつかの機能をサポートしています。gtkwave
とsurfer
で扱うことができます。
[test.verilator]
セクション
このセクションはVerilatorによるテストの設定です。
設定 | 設定値 | 説明 |
---|---|---|
compile_args | [文字列] | verilator コマンドへの追加の引数 |
simulate_args | [文字列] | シミュレーションバイナリへの追加の引数 |
[test.vcs]
セクション
このセクションはVCSによるテストの設定です。
設定 | 設定値 | 説明 |
---|---|---|
compile_args | [文字列] | vcs コマンドへの追加の引数 |
simulate_args | [文字列] | シミュレーションバイナリへの追加の引数 |
[test.vivado]
セクション
このセクションはVivadoによるテストの設定です。
設定 | 設定値 | 説明 |
---|---|---|
compile_args | [文字列] | xvlog コマンドへの追加の引数 |
elaborate_args | [文字列] | xelab コマンドへの追加の引数 |
simulate_args | [文字列] | xsim コマンドへの追加の引数 |